カクヨム vs 小説家になろう 小説を投稿するならどっち?

本のアイキャッチ 雑記

私は趣味でたまに小説を書いているのですが、ある時せっかくなら出来上がった作品をどこかのプラットフォームで公開しようと思いました。その時、結局どこで小説を公開すればいいのか非常に悩みました。

自分が調べた限りでは、「カクヨム」と「小説家になろう」、この2つのサイトが強いとのことでしたので両方とも試してみました。この辺の使い勝手はどういう風にサイトを使いたいかによっても変わると思うので、参考として自分の小説サイトの使い方は下記の通りです。

  • 小説は基本的に短いものをたまに投稿する程度
  • SNS的な使い方はしない(日記や積極的に他者ユーザーと交流する機能は使わない)
  • コンテストや賞に応募とかはあんまり考えてない

この記事では、私自身の体験を交えながら、カクヨム小説家になろうの特徴について比較していきます。

カクヨムの特徴

UIが洗練されてて使いやすい

カクヨムはなろうより後発に大手のKADOKAWAに作られただけあって、UI(ユーザーインターフェース)が非常に優れています。これは書き手にとっては重要で、特に執筆画面が使いやすいことは日常的にサイト上で執筆を進めているのであれば大きな利点になります。執筆画面ではなく小説を読む画面の方は正直そこまで差は感じませんでした。

この特徴はユーザーにとって結構重要で、これによってカクヨムは読み手よりも書き手の方が多く集まっています。

ユーザー同士の交流が活発

カクヨムでは毎日ユーザーが自主企画というものを立てています。例を挙げると以下のようなものです。

  • 執筆者仲間を作ろう
  • ミリタリー作品集合
  • 【☆、♡、PV】とにかく増やしたい作品集まれ!

書き手は自由に自分の書いた作品を自主企画に登録することができます。自主企画の作品一覧には登録された作品がずらりと並ぶというものです。

しかしこの自主企画、参加するだけではまず何も起きません

登録したら少しはPVは増えるだろうと考えるのも甘いです。なぜならほとんどの読み手は自主企画の中から作品を探すということはしないからです。ではこの自主企画は一体何を期待しているものなのかと言うと、多くは相互評価を目的としています。

つまり自主企画に登録した後、同じように登録されている作品に星評価や応援コメントを投げるのです。するとそれを見た他の作者がお返しとして自分の作品に星評価やコメントを返してもらえるという仕組みになっています。

逆に言うとユーザー間で交流をしてない作者がたまに作品を上げるくらいでは全く評価はつきません。この辺は毎日更新を続けてコンスタントに活動を続けて長編小説を書き上げてる層とかだと違うのかも知れませんが、自分の場合は♡(Twitterでいういいねみたいなもの)が付くことがあっても☆評価は1度も付けられたことがなかったです。☆評価は☆1~3の間で自由につけることができるのですが、相互評価だと無条件に☆3が送られがちなので評価と作品の質が比例するわけではない状態になってるのも気になりました。

SEOに強い

カクヨムで書いてる小説の中でも一部の話数のものだけ突出して伸びるということがあります。

これはカクヨムがSEOに強く、一部の小説(記事も含む)はグーグルで検索した時に上位の検索結果として表示されることがあるからです。

特に解説記事系は顕著でタイトルを意識してしてつけるようにするとPVが上がりやすいと思います。(解説記事書くならNOTEの方が良いのではとは思う

小説家になろうの特徴

読み手が多い

小説家になろうは歴史のある日本最大級の小説投稿サイトということで、読み手の数が圧倒的に多いです。

自分は書き手として小説サイトを探した時にカクヨムのことを初めて知りましたが、小説家になろうは以前から耳にしたことがありました。

読み手の多さは小説を投稿した時のPVの差として現れてきます。

自分は2万文字くらいの中編小説が出来上がった時に、何度か小説家になろうとカクヨムの両方に投稿していたのですが、PVの差は歴然でした。

カクヨムだと投稿してから1週間経ったのに4PVしかつかないという作品が、小説家になろうだと200PVを超えるということがありました。純粋に同じ作品を上げた時の結果なのでサイトの力の差だと思ってます。小説家になろうは投稿直後はユーザーの目につきやすくなるのかコンスタントにPVが上がる印象があります(更新が止まると一部の作品以外はPVの伸びが止まるのは両サイトとも一緒でした)

カスタマイズ性が高い

小説家になろうは、作品のカスタマイズ性が高いです。カクヨムだとできないのですが、なろうは小説本編の中に挿絵を追加することできます。

また、エディターの中に前書きと後書きを記入する欄があって、書いた小説が書籍化したユーザーがそこで自分の本を宣伝とかしてたりします。

まとめ

結局どっち使えばいいの?

  • 小説を通じて楽しく他人と交流がしたい人→カクヨム
  • 作品を書くことに集中したい人→小説家になろう

もちろん他にも両サイトの特性には違いがあるので一概には言えないのですが、どっちにしようか迷ってる人にざっくり説明すると上のような感じになると思います。

小説を書く方におすすめのツール

個人的に使い勝手が良いと思ったので紹介させていただきたいのですが、小説を書く方には「Nola」という小説家専用エディタツールがおすすめです!

カクヨムや小説家になろうと同じようにパソコンでもスマホでも小説を編集することができて、その上プロット作成や登場人物一覧が作れたりと小説執筆に役立つこと間違い無しのアプリになっています。