あなたは「思い通りに生きているはずなのに自分の人生に自信が持てない」と思ったことはありませんか?
それは、他人から刷り込まれた価値観で生きているからかもしれません。
今回は振り回される可能性がある他人から受ける3つの価値観について書いていきます。
広告から受ける価値観
例)
- 人生における素晴らしいものは旅行の中で見つかる(広告代理店)
- 現在の自分の身体には悪いところがあるから治さねばならない(美容・医療関係)
- 幸せな家庭のために住宅ローン・車ローンが必要(住宅・自動車ローン)
なぜわたしたちの身の回りには広告が溢れてるのか、考えたことはありませんか?
広告を流す目的はたった一つで、(サービスを含む)商品を買わせることにあります。
例えば保険屋は、自分たちの商品を買うことで安心な人生が手に入ると刷り込みます。
広告を流す側は、消費者が商品を買うかどうかが重要なので、それ以外で広告が消費者に与える影響を考慮しません。
そのために消費者の不安を煽って商品を買わせようとしている広告も見かけられます。
欲しいと思うものについて「心から本当に欲しいものか」それとも「広告に踊らされているだけ」か考えられる視点が大事です。
家族や学校から受ける価値観
例)
- 年上の人間は年下の人間より偉い
- 食べ物を残してはいけない(なぜか食べ物限定で恵まれない国と比較する)
- いい子で頑張れば報われる
人生観というのは幼少期に基礎的な部分は固まります。
つまり子供のときに家族や学校から受ける影響というのは大きいものとなります。
しかしこうした所から発信される価値観は「子供を管理しやすくする」「子供を使って自己の欲求を満たす」ためだけに発信するものもあります。
幸せそうな人生を送っている人の意見ならともかく、そうでない人の語る人生観に流されすぎるのは良くないです。
幼少期においては自分で生きていくことができないため、親や保護者の価値観は絶対的なものとみなされがちですが、いずれはそれと向き合う時が来ます。
反抗期なんかが典型で、反抗期は自我の確立に欠かせないと言われています。
周囲から植え付けられた価値観はあくまでも自分が幸せになるための価値観ではないので、自分で価値観を確立する必要があるのです。
SNSから受ける価値観
例)
- イケメン・美女であることが当たり前
- おしゃれな店・おしゃれなアイテムのアピールするのは良いこと
- 有名人が紹介する商品は素晴らしいモノ
最近ではSNSが私達の生活の中で当たり前になってきました。
SNSの中ではいわゆるSNS映えするような人・モノが善いものだと刷り込まれていきます。
また、SNSと広告も密接に関わっています。広告はSNSの中でも表示されますし、広告に影響を受けた人が意識的/無意識的にせよ広告内容を発信していたりするからです。
SNSを利用するユーザーの方がSNSを利用しないユーザーよりも人生において不幸を感じるという実験結果も出ています。
それは他人の幸せそうな人生を見て、自分の人生と比べて落ち込んでしまうことにあります。
しかし、SNSで投稿されている部分というのは、人生のうち良い所を切り取った一部でしかありません。
両者の人生を自然に比べているつもりですが、厳密に比較するのはよっぽどお互いの人生について知り尽くしていないと不可能なので、あまり気にしなくていいでしょう。
また発信側もSNSに投稿する以上は、他人に見せることを前提として写真や動画を撮影しています。
自分の人生を良くするためではなく、自分の人生を良く見せるために行動するようになっては本末転倒です。
SNSはあくまでもツールですので、のめり込んで振り回されないようにしましょう。
まとめ
現代社会は情報化社会と言われていますが、情報は多ければ多いほど良いというわけではありません。
情報の中にはあなたからお金儲けするためだけに流される情報というものもあります。
もちろん中には有益な情報もありますが、自分にとって不利益をもたらす情報は本来無視していいものなのです。
そうした情報に惑わされずに自分にとって有益な情報を多く集めていきましょう。