ドリームキラーとは
「危ないからやめとけ」
「俺は失敗した人をいっぱい知っている」
「今の生活を捨てるなんてもったいないよ」
自分が夢に向かって挑戦しようとしている時に、このような言葉をかけて意欲を削ぐ人物がドリームキラーと呼ばれています。
ドリームキラーは他人だけじゃなく、自分自身もなってしまう場合があります。
挑戦することの重要性はわかっているのに、なぜ人はドリームキラーになってしまうのでしょうか?
ドリームキラーになる原因
心配している
一般的にドリームキラーは親密な関係な人を心配する気持ちからなると言われています。
しかし心配というと相手を思いやる親切心に聞こえますが、実際は心配は利己心から発生します。
こうした人達が心配しているのは以下のようなことです。
- 自分にまで迷惑がかかるんじゃないか
- 後からあの時止めておけばよかったと後悔するんじゃないか
- 今の関係性が壊れるんじゃないか
つまり思い浮かんでくるネガティヴな想像から逃れるために心配という体を取って止めさせようとしています。
こうした人達の真の欲求は自分が安心することです。つまり安心感を与えることができれば簡単に説得できるかもしれません。
意識が低い
何かに挑戦して失敗してきた人の中には、完全に挫折してしまう人がいます。
挫折し意識が低くなった人は、これ以上挑戦をして自分が傷つかないために、挑戦することを悪と考えるようになります。
また本人は絶対に成功できない状態なので、成功している状態の人も悪とみなすようになります。
こういう人たちは本人の立ち位置が上がることはないので、他人の立ち位置を下げることでしか自己評価を上げることが出来ません。
こうした理由から、意識の低い人は誰かが何かに挑戦する足を引っ張ろうとするのです。
対策方法としては距離を置いたり、気にせず無視するしかありません。
価値観の違いが許せない
自分と違う価値観の人を許せない人というのは多いです。
これの真に恐ろしいのが、自分が知らないものは全部否定的になってしまうことです。
もしドリームキラーの人間が反対していることについて何ら知識を持っていないようであれば、それは無視して大丈夫です。
こうした人達の同意を得るには、とにかく知ってもらうしかありません。
知った上で「自分の問題」と「相手の問題」を明確にすれば、そこまで拒否反応は出ないと思います。
まとめ
人間には現状維持バイアスと呼ばれる、変化や未知のものを避ける傾向があります。
それは人間が利益よりも損失のほうが多く見えるという特性にも影響を受けています。
こうした非合理的な認知の歪みを排除した上で、正しい決断を下すことが求められているのではないでしょうか。