「最近不調だな」と感じる人に向けた記事です。
不調の原因になりそうなものを大きく4つに分けてまとめてみました。
反芻思考
危険な反芻思考
あなたは何か嫌なことがあった時、思い出した時に、頭の中でずっとその嫌なことをグルグルと考え続けてしまったりしていませんか?
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例)
- なんであの時あんな失礼なことを言ってしまったんだろう
- お金を無駄にしてしまった
- 悪口を言われたムカつく
ネガティブな出来事を何度も頭の中で繰り返してしまうことを反芻思考といいます。
反芻思考はうつ病等の原因にもなったりするので注意が必要です。
反芻思考の負のループ
健康な人は嫌なことがあっても時間とともに癒やされていくものです。
しかし反芻思考はそれを繰り返せば繰り返すほど、もともとあったネガティブの気持ちが増大されてしまうので、考えれば考えるほど深刻な問題となってしまいます。
反芻思考が始まってしまった場合は他の集中力が必要な行動を始めるなどして意図的に反芻思考を止めようとすると良いです。
反芻思考の対策としての行動例
- ゲームをする
- 本を読む
- 文章を書く
- 身体を動かす
身体に表れる病気
不調を感じている人の中には、明らかに身体に異変が起きているという人もいると思います。
そういう人は素直に医師の診断を受けるようにしましょう。
症状にもよりますが、2週間以上続く不調は医師の診断を仰ぐのが良いと思われます。
ここでは原因がはっきりしない病気のみを解説していきます。
自律神経失調症
なんとなく身体に不調を感じた時に病院に行って身体的に何ら問題がない時、お医者さんがよく診断結果として出すのが自律神経失調症です。
これはストレスなどが原因で身体の交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、様々な不調が出るという症状です。
自律神経失調症がなぜ悪化しやすいのか
上でも少し述べましたが、自律神経失調症は具体的な原因が極めてわかりにくいもののため対策を取りづらいです。
また不調が出ている状態そのものが新たなストレスを生み、さらに自律神経失調症を悪化させるという悪循環にも繋がります。
自律神経失調症を治すには
ストレスが原因であれば場当たり的にストレス発散するのではなく、ストレスの原因を根本から断ち切る必要があります。
またセロトニンの不足も原因として考えられるので、こちらの記事も参考になるかもしれません。
パーソナリティ障害(人格障害)
パーソナリティ障害は精神機能の偏りによって日常生活に支障を来すレベルのでの問題が生じている状態です。
その性質によって以下のような分類があります。
- 妄想性パーソナリティ障害
- スキゾイドパーソナリティ障害
- 統合失調型パーソナリティ障害
- 反社会性パーソナリティ障害
- 境界性パーソナリティ障害
- 演技性パーソナリティ障害
- 自己愛性パーソナリティ障害
- 回避性パーソナリティ障害
- 依存性パーソナリティ障害
- 強迫性パーソナリティ障害
- 抑うつ性パーソナリティ障害
- 受動攻撃性パーソナリティ障害
- サディスティックパーソナリティ障害
- 自己敗北性パーソナリティ障害
- 精神病質パーソナリティ障害
パーソナリティ障害の原因と治療
パーソナリティ障害の要因は遺伝子と環境が半分半分くらいと言われています。
さらにこれらのパーソナリティ障害が原因で鬱や依存症などの別の問題を引き起こすこともあります。
パーソナリティ障害は人格と密に結びついているので完治するのが難しいです。
基本的に医療機関に頼って治療することになりますが、そこで行われているのが認知行動療法です。
認知行動療法では自動で浮かんでくる「苦しい考え方」に焦点を当てて、「苦痛のない考え方」に変えていくことでストレスを軽減させていきます。
悩み
悩みを手っ取り早く消す方法
人間の脳はなにかによっぽど集中している間以外は、無意識下でさまざまな悩みが脳に浮かんでは消えていっています。
そこでおすすめなのは悩みをメモに書き出してしまうことです。
悩みを文章化することで脳が忘れても問題ないんだと思うようになり、悩みが思い浮かびにくくなります。
また、紙に書くことで客観的に悩みを見ることができます。
他人の悩みは同じ自分の悩みよりかは軽く見えるのは感覚的にわかると思います。同じ理由で客観視すると自分の悩みも軽く見えます。
意味のある悩みと意味のない悩み
悩みには意味のなる悩みと意味のない悩みというのがあります。
意味のある悩みは、答えが出せる悩みのことです。
意味のない悩みは、答えが出せない悩みのことです。
仮にテストに答えの出せない問題が入っていたらどうでしょうか?
苦しい思いをしながら、その問題の答えを考え続けている間は他の問題を解くことができませんね。
問題によっては答えが出ないと気づいたら考えるのを止めるのが正解ということです。
目標がない
「人生は常により善くなり続けていくもの」と考える人にとっては日々平穏に過ごしているだけでも不調と感じられるかもしれません。
しかし人生は、右肩上がりに上がる単調なものではありません。
老師の言葉に「知足者富(足るを知る者は富む)」というものがあります。
満足することを知っている人は心が豊かであるという意味です。
そしてこの言葉には「強行者有志(強めて行う者は志有り)」という続きがあります。
つまりは、ただ何もしないで満足するだけでなく、努力をして志を持ちつつ満足を感じるのが最善ということです。
まとめ
不調にも様々な種類があり、その中でも特に原因がわかりにくいものについて取り上げてみました。
精神的な不調に関しては時間はかかりますが、考え方を変えることで治すことはできます。
そのためにもまずは冷静に不調の原因について見極めていくのが大事だと思います。