人生を不幸にする5つの罪悪感の種類と対策方法

罪悪感のアイキャッチ 心理

みなさんは日常生活を送る上で罪悪感というのは感じていますでしょうか。

人生を良くしたり、人に優しくするために必要な罪悪感ですが度が過ぎると自分の人生を不幸にしてしまいます。

今回は罪悪感の種類について解説と対策方法をまとめていきます。

やらなきゃいけないことをやらなかった時に感じる罪悪感

これはテストがあるのに勉強しなかったり、目の前に困ってる人がいるのに見て見ぬ振りをしてしまった時に感じる罪悪感です。

原因は「○○すべき」と思い込みがあることです。

対策は2パターンあります。

1つ目はやらなきゃいけないことをやってしまうことです。

やらなきゃいけないのにやっていない葛藤が原因なのですから、単純にやれば解消されます。

2つ目は自分の価値観を変えてしまうことです。

    ○○すべき

ではなくて

    ○○したほうが良い、ただししなくても良い

くらいに考えておくと良いのではないでしょうか。

ある事を意図的にはっきりとやらないと決めることでとりあえず罪悪感は抑えることができます。

やらなきゃいけないというのは思い込みで、やらなくても何の問題もないというのはしばしばあるので時には思い切ってやらないと決めることも大事です。

やってはいけないことをした時に感じる罪悪感

やってはいけないこともいろいろな種類がありますが、わかりやすいのは犯罪行為などでしょう。

犯罪行為の他にも周囲の人を不快にさせる言動をした時なども罪悪感が生まれたりします。

これらの罪悪感の元は幼少期に親に躾けられたことが原因です。

わかりやすいのはご飯を残した時に感じる罪悪感などでしょう。

幼少期にご飯を残すと厳しく怒られたような人はご飯を残すことに強い罪悪感を覚えるようになります。

一方中国ではご飯を残すのが正しいマナーだったりします。

これらの罪悪感も、あえてやってはいけないことを実行してみることで克服することができます。(もちろん犯罪行為は推奨しません)

よく海外行くと人生観が変わると言われますが、海外で日本とは違う価値観に触れることでやってはいけないことが思い込みだと気づくのです。

自分だけが幸せで感じる罪悪感

自分が幸せな気持ちにいる時、ふと周りの不幸な人を考えて罪悪感を持つことがあります。

これは周りの人から嫉妬されて嫌われるんじゃないかという不安が原因です。

過去に幸せそうにしていて損したトラウマがないか思い返してみると何かわかるかもしれません。

これが過度に発展すると自分は幸せになってはいけないという思い込みに発展していきます。

対策としては自分が幸せだと他人に言わなければ良いです。

また、嫉妬から自分を嫌う人もいることを知っておくのも大事です。

幸せは個人個人が追求していくものなので、自分が最善を尽くす分には何も問題ありません。

可哀想な他人を見た時に感じる罪悪感

これは目の前にいる相手が苦しいと感じている時にそれを救ってあげたいという気持ちから起こる罪悪感です。

一般的に目の前に血を流して倒れている人がいたら見過ごすことはできませんよね。救急車を呼ぶなり、応急処置をするなり行動を起こすはずです。

逆にこういう苦しんでる人がいるのに見過ごすことをすると罪悪感を感じることになります。

同情も同じメカニズムで発生します。

しかし緊急性のない苦しみに対する同情は相手の心情を無視した独りよがりのものになりがちです。

例えば目の見えない人の苦しみを考える時、相手のことを考えているようで、考えているのは自分が目が見えなくなった時の心情です。

目の見えない人を対象にしたアンケートでは、彼らはその生活を続ける内に、目の見えない状態を受け入れ、自分のことを不自由ではあるが決して可哀想だとは思わなくなります。

つまり第三者が想像すると、架空の苦しみに対する罪悪感というのも発生しうるのです。

自分の頭の中で勝手に苦しむ存在を作り出して勝手に自分が苦しむ人達が存在するということです。

あくまでも独りよがりな同情ではなく、相手の立場に立った思いやりが重要です。

漠然とした罪悪感

なんとなく自分は幸せになるべき人間ではないと考える人もいると思います。

これの原因の多くは愛情不足で育ったことにより、自分の価値を不当に低く見ている状態です。

自分で自分を認められないため相手から認められようとして、自分を押し殺したり演技したりして他者から承認を得ようとします。

他者承認されている間はそうした罪悪感を紛らわせることができますが、それも長くは続かず、際限なく他者承認を求めてしまうことになってしまいます。

こうして無理を続ける生活ではいずれ破綻します。破綻してから気づくこともあるでしょう。

根本的な解決方法としては自分で自分のことを認められるようになるしかありません。

相手に認められようと努力している自分だけでなく、素の自分も受け入れられるようになる必要があります。

具体的には様々な人に優しくして受け入れることで、自分自身についても受け入れられるようになります。

まとめ

これらの罪悪感は全て私達の個人的な価値観から生まれます。

絶対的な価値観というものは存在しません。なぜなら価値観は人間が作り出したものだからです。

人間が作り出したものなら、人間がそれを変えることもできるはずです。

不幸にならないために作られた価値観で人々が不幸になるのは本末転倒なので、不幸を生む価値観はどんどん変えていきましょう。