死後の世界が怖い人が怖いと思わなくなる考え方

天国のアイキャッチ 心理

子供の時、死後の世界について考えて怖くて寝れなくなったという経験がある方も多いのではないでしょうか。

日本ではよく死後の世界について聞かれると、死んだ後は「無」で何も残らないと答える人が多いです。

しかしそれは直感的なもので実は証明することはできません。下で詳しく解説していきます。

死後の世界は無だとは絶対に証明できない

実は「死後の世界が無」も「死後の世界が存在する」もどちらも、絶対に科学的に証明することができません

死後の世界があると主張する人の中には実際に死後の世界を体験してきたという人もいます。

しかし科学的であることの条件の1つに客観性があります。これは物事の存在が主観に左右されないことを意味します。

つまり個人の体験だけでは死後の世界の証明にはならないのです。これが認められるのであれば、夢の世界で体験してきたことも実際に存在すると認められることになってしまいます。

科学的な立場を取るのであれば、死後の世界は存在するかどうかわからないと言うしかないのが現状です。

死後の世界を考える

天国と地獄

これまで長い間、死後の世界と考えられてきたのは、キリスト教によって広まった天国と地獄でした。

現代ではこれについては否定的な立ち位置を示す人が多いですが、果たして本当に存在しないと言えるでしょうか?

上でも述べた通り、天国と地獄についても絶対に存在しないと証明することはできません。

水槽の脳

みなさんは水槽の脳という思考実験を聞いたことがあるでしょうか。

「あなたが体験している現実は実は仮想現実で、実際は水槽に浮かんでいる脳が見せてる夢に過ぎない」という仮説です。

この世界で実際に死ぬと、水槽の脳の世界に引き戻される。つまり死後の世界が水槽の脳ということです。

これについて、あなたは根拠を持って絶対にありえないと反論できますでしょうか。

死後の世界というのはこのようにいくつもの可能性を持っています。

死んだら無になるというのも死後の世界の可能性のうちの一つにすぎないのです。

死後の世界についてどう思うべきか

結論として死後の世界に対する一番良い考え方は、
死後の世界は自分が一番都合の良いように考える」ことです。

上で述べたように、自分が死後天国に行くと考えていたとして、他の誰もそれを否定することができません。

同様に死後は他の世界に転生したり、同じ人生を繰り返すといった可能性もあります。それらが複数同時に存在すると考えるのもいいでしょう。

また他人の死生観を否定するのは水掛け論にしかならず不毛なので止めましょう。

死後の世界については、他の誰も否定も肯定もできないので、自分の良いように思っておきましょう。

まとめ

終末期医療の現場においても患者の死後の世界の不安を無くす取り組みというものは行われています。

これまでの歴史から見ても死生観というのは人間が生きていく上で一つの重要な価値観でした。

死後の世界を無だと思うことで不安に感じている方は、死後の世界観を変えてしまって穏やかに生きましょう。