就活ではよくリーダーシップがあるかを確かめるために、リーダー経験があるかを聞かれたりします。
人が集まって組織が成り立っている所にはリーダーが現れますよね。ではなぜリーダーはそこまで大事なんでしょうか?
今回はリーダーについて詳しく書いていきます。
リーダーの本質
リーダーの本質は集団の行く先を指し示すことです。
いかに人が集まっていようと、個人個人が別々の方を向いていたならば、それは結局個人の力でしかありません。
リーダーが行く先を指し示すことで皆は同じ方向を向き、そのベクトルは最大量となるのです。
リーダーに必要な能力
目標設定能力
リーダーが存在する意義が目的に対して集団を導くことなので、正しい目的を設定できるのは最重要です。
- なぜその目的を達成する必要があるのか
- 目的の達成の上で困難になりそうなことはなにか
- 目標を達成するために具体的に何をしていくか
リーダーは常に上のようなことを考えています。
コミュニケーション能力
リーダーが設定した目標はコミュニケーションによってしか伝えられないので、コミュニケーション能力は重要です。
組織内でのコミュニケーションはもちろんですが、立場上外部の人達との交渉力も求められます。
また、通常のコミュニケーション能力以外にも人を動かす能力も大事です。
メンバーの発言の意図を汲み取ったり、話す時にもメンバーの心を揺さぶれるようにします。
そのためにも普段から人を見ることを要求されます。
モチベーション維持能力
大きな目標を達成するには組織だった継続的な行動が必須です。
組織が継続的に行動していくためにはモチベーションを維持する必要があります。
重要なのはモチベーションを上げるのではなく、維持することです。
モチベーションというのは基本的に最初が一番高く、だんだんと下がっていきます。
リーダーはモチベーションを下げる要因を取り除くことによって周囲のモチベーションを維持します。
人間は複数のことを同時にやろうとすると注意散漫になりモチベーションも低下してしまいます。
リーダーはメンバーに今一番重要なやるべきことを示し、メンバーの高いモチベーションを維持させようとするのです。
リーダーの仕事
マネジメント
マネジメントとは一言で言うなら業務管理です。
どの仕事をどのメンバーに割り振るのかということを管理します。
他人に仕事を任せられれば任せられるほど優秀なリーダです。なぜなら他人に仕事を任せることでリーダーは自分自身にしかできない仕事に専念できるからです。
メンバー育成
組織が成長していく上で、必ず新しいメンバーが増えることになります。
新メンバーが組織になじむことはそのまま組織の力に繋がるので、リーダーは新メンバーを一刻も早く組織になじめるようにします。
またメンバーが成長すればするほど任せられる業務も増えていくので、メンバーの実力に合わせた業務ができるようにします。
情報共有
組織が組織として動いていくのに必須なのが情報です。
情報が無ければ組織の目指す方向すらわかりません。
優秀なリーダーは組織の隅々まで情報が行き渡るように徹底します。
普段からメンバーに声がけしたり、文書をまとめて情報を閲覧できるようにしたりします。
まとめ
リーダーの重要性というのが分かってもらえましたでしょうか。
アリストテレスは人間は社会的動物と言いましたが、社会というのはリーダーがいないと成り立ちません。
ただ、リーダーの本質とは偉いとか偉くないではなく、集団の行く先を指し示せるかどうかなのです。
みなさんも自分がリーダーになった時には、ぜひこの点を意識してみてください。