「昔から内向的な性格に悩んでいるけど、治せない」
今日書く記事の対象は、そんな悩みを持った内向的な人です。
内向的と外向的の違いとは
そもそも内向的か、外向的かの違いは、刺激に対して過敏かどうかという点です。
内向的な人間は少しの刺激でも大げさに考える傾向があります。
外向的な人間は多少の刺激ではびくともしません。
外向的な人間の特徴の一つに、自分の情報をどんどん開示できるのがあります。
これは自己開示した結果、多少きついことを言われても問題なく受け流すことができるからなのです。
逆に内向的な人間は、自己開示の結果よくないことを言われると過剰に反応してしまうので、あまり自分のことを言いたがりません。
外向的と内向的の違いが分かったところで、内向的な人間が自分の性格について悩まないための3つの方法を紹介していきます。
内向的な性格でも悩まないための3つの方法
外交的に振る舞えるようにする
もともとの性格が内向的な人でも外交的な人を真似することによって、外交的な振る舞いができるようになります。
具体的には以下のような行動です。
-
・進んで人の多い場所に行く
・自分のことを話す
・アイコンタクトやボディランゲージを交える
・新しい挑戦をする
とは言っても、なかなか自分から始めるのは難しいですよね。
心理学には同調効果というものがあります。
ざっくりいうと自分の行動は無意識のうちに周りの人たちの行動と似てくるという効果です。
Youtuberが商品広告すると、みんな同じ製品を買うようになるのもこの効果ですね。
つまり、自分の周りに外向的な人間を増やすと同調効果によって自分も外向的に近づけるということです。
「いきなり友達を作るのが難しい」という方は、
まずは外向的なYoutuberのファンになるとかも良いと思いますよ。
他人と比較しない
内向的な人間がそもそもなぜ自身について否定的な考えを持つのか分かりますか?
それは外向的な人間と比較して、「自分が劣っている」と考えるからなんです。
「では何が劣っているのか」と考えると、主にコミュニケーション能力で劣っていると思い込んでいるのがメインです。
しかしこのコミュニケーション能力とは、果たして本当に存在するのでしょうか?
一般的なテストなどとは違い、コミュ力は点数化できません。
また、コミュ力といえば自分から話す能力が重要視されがちですが、相手の話を聞く能力もコミュ力と言えます。
また、コミュニケーションは双方のやり取りであり、相性というものも存在します。
自分がうまく喋れる分野というのは偏りがあり、相手と噛み合うかどうかは運次第だからです。
つまり、コミュニケーション力を他人と比較しても意味がないのです。
内向的な自分を認める
外向型と同じように内向型にもメリットがあります。
内向型と外向型はどちらが優れているとかではなく、どちらも一長一短があるのです。
内向型でも良い所があると気づけると、内向型を認めれるようになるのではないでしょうか。
下にその3つのメリットを書いていきます。
内向的な性格のメリット
集中力が高い
内向型はシングルタスクしかできないと言われています。
しかしそれは一つのことへの集中力の高さの表れでもあるのです。
深い集中を要求される「研究職」、「エンジニア」、「芸術家」などに向いていると言われています。
感受性が豊か
内向型が外部の刺激に敏感ということは、周囲の小さな刺激でも受け止め、飲み込める才能があるとも言えます。
芸術家やアーティストは外部から得た刺激を受けて、素晴らしい作品を生み出します。
内向型の人間はアウトプットをした際にその豊かな感性の力が発揮されます。
相手の気持ちに寄り添うことができる
内向型の人は相手の小さな変化に気づきやすいです。
なので、相手の気持ちを察するのが得意です。
また、聞き上手なのも特徴です。共感力が高いので相談を受けたりするのに向いています。
まとめ
ビル・ゲイツや、バフェット、アインシュタインなど成功者にも多くの内向型な人がいます。
「自分が内向型だ」という人も実は全然悩む必要がないのです。
なぜなら内向型と外向型、どちらにも良い点があるからです。
人生は配られた手札で勝負するしかありません。ぜひ自分の強みを生かしていってください。