今回は主に就活生向けの記事を書きます。
「面接で何を答えたら良いか分からない」という人のために、面接で聞かれる7つの定番の質問文についてまとめました。
面接において、聞かれることって実は結構決まっています。
なぜなら同じような質問をした方が、応募者同士で比較しやすいし、面接で確かめたいこともある程度決まっているからです。
以下に一つ一つの質問文と、その意図、どう答えるべきかについてまとめていきます。
志望動機は何ですか
志望動機は、どの面接でもほぼ必ず聞かれます。なので面接前に確実に用意しておく必要があります。
ただ志望動機については、履歴書にも書く欄がありますので、面接前に一度は考える時間があることかと思います。
志望動機で面接官が見たい所は、この会社に入社する意欲です。入社意欲が高い=離職率が低い人材を採用しようとしているのです。
したがって志望動機は「この会社ではないとダメなんだ」と面接官に思われるようなものであるべきです。
必然的にすべての会社に通用しそうな志望動機はNGです。書いた志望動機が別の会社でも使い回せる文になっているのなら、それは志望動機が上手く書けていません。
どういう志望動機を書けばいいかというと、まずはその会社のホームページで会社がやっていること、会社の理念について確認しましょう。
そしてそれらの中から自分から心から良いと思えたものについて言及した志望動機を書くようにするのが良いです。
その会社との実際に関わりがあるのなら、そのエピソードについてまとめるのも有効です。
あなたの長所と短所について教えて下さい
長所についての質問は、応募者の強みが知りたいというのはすぐに分かると思います。
その長所が会社で働く際に具体的にどういう良い効果があるかをアピールできるとさらに強いです。
問題は短所ですが、恥ずかしいからといって短所を適当に答えるのはNGです。
自分の欠点を正確に把握しているかどうかを見られている場合があるからです。
短所を述べる際は、短所を改善する意志も見せるようにはしましょう。
またこういったポジティブとネガティブを含む質問には、回答量の偏りからポジティブ傾向かネガティブ傾向かを判断する意図もあります。
つまり短所の方だけ長く答えてしまうと、ネガティブ傾向が強いとみなされ減点される可能性があるのです。
長所で自分の強みをアピールをメインに、短所の方は必要最低限だけで済ますように調整してみてください。
趣味や特技は何ですか
この質問の意図は、主に応募者の人となりを見ようとしています。
基本的に趣味や特技の種類によって評価は変わりません。
なぜそれが好きなのか等を答えられるようには準備しておきましょう。
しかしゲーム会社においてゲームが趣味と答えるなど、その会社と深く関わる事柄であれば評価される可能性はあります。
もちろん嘘を付くのはよくありませんが、その会社に近しいものがあるのであれば優先すべきです。
最近の気になる○○について教えて下さい
○○の部分はニュースや映画、本など様々なものが入ります。
面接官が見ているのは日頃のインプット能力です。
また、特定の物に対して自分なりの意見を持てているかどうかも評価基準となります。
こうしたものは1つでも答えられれば充分なので、面接前にはあらゆるジャンルについて1つは自分なりの考えを述べられるようにしておきたいです。
あなたは○年後どうなっていると思いますか
実はこの質問は会社に入社した際に何をするのかが分かってないと答えられません。
それは○年後のキャリアは現在の延長線上にあるからです。
予め、その会社に入ったら自分がどういった仕事をするのかは調べておきましょう。
面接官の意図としては応募者が思う将来のキャリアなんかについてを知ろうとしています。
そこで会社の方針と噛み合っていなかったりすると、結局お互いが不幸になるのでその判別をしているのです。
応募者にずっと勤めて貰いたい会社なのか、いずれかは会社から独立して欲しい会社なのか等、会社目線で○年後のあなたがどうあって欲しいかを考えてみてください。
これまでに最も苦労した経験は何ですか
これは応募者が困難に直面した時の姿勢を問う質問です。
望まれているのは、困難に直面しても努力や工夫で乗り越えられる能力があると示すことです。
当然解決できなかった困難について述べるのはNGです。
実際の社会だと個人の努力で解決できない問題は、誰にも相談せず放置すると大変なことになったりするので、
早い内に周りに相談して助言を得たり、上司に相談してやり方を変えてもらったりする必要があります。
面接においても自分の努力で何とかなった経験より、周りの助けを得て困難を解決したエピソードの方が高い評価を得る傾向は強そうです。
最後に何か質問はありますか
ほとんど必ず最後にこの質問は聞かれます。
ここで一番やってはいけないのが、グダグダ迷って間が空いてしまうことです。
何も思いついてないのであれば、はっきりと「ないです。ありがとうございます」と言いましょう。
ただ、もちろん何か質問があるならしたほうが良いです。
自分がこの会社に入社して実際に働く姿をイメージして、そこで生じる疑問や質問をあらかじめ用意しておくのがベストです。
まとめ
これらの質問は本当によく聞かれるので、回答を用意しておいたほうが良いです。
重要なのは、質問に対して漠然と回答するのではなく、その質問の意図は何かを考えて答えを用意しておくことです。
そういう考え方ができると自然に自己分析や企業分析は進んでいきます。
これから面接が控えている方は上の質問文を元に、まずは回答を用意してみるのがいかがでしょうか。