経営者視点を持てない3つの理由と経営者視点を持つことによる3つのメリット

経営者視点のアイキャッチ ビジネス

経営者視点を持つと仕事を進めていく上で有利になると聞いたことはないでしょうか。

しかし実際に経営者視点を持っている人はあまりいません。

今回は経営者視点を持てない理由と持つことのメリットについて書いていきます。

経営者の仕事とは

一般的な会社は営利を目的としてその活動を行っています。

経営者はその目的を達成するために、以下の4つの仕事をこなす必要があると言われています。

マーケティング

商品・サービスを売りこむために市場調査・販売戦略を立てること

営業

会社外に会社の利益を上げるための交渉をしに行くこと

財務経理

会社の預金調達と、お金に対する計画を立てること

マネジメント

方針を決め、会社で働く人達を動かすこと

なぜ経営者視点を持てないのか

やるべきことが決まっているから

やるべきことが完全に決まっていて、他の選択の余地がないと経営者視点は必要ありません

例えば常に上司に命令されていて、次にやることが明確な場合などでしょう。

他に完全に仕事がマニュアル化されている場合なども同じことが言えます。

完全にコントロールするのではなく、ある程度は働き手の裁量に任せることも必要ではないでしょうか。

会社に関する情報を知らないから

働き手はたとえ自分の会社でも、自分と関係ないところの仕事は知らないままというのは多いです。

そもそも働き手が会社の情報を得る手段は、自分の仕事の範囲内で知るかと会社の仲間と話す範囲で知るかくらいしかありません。

会社は可能な限り情報を公開し、更新し続けるべきです。

会社が情報開示で得るメリット

  • 見通しの良さから会社の信頼感に繋がる
  • 新人社員が重要な情報を多く得て、素早く戦力になることができる
  • 働き手が多くの情報を用いて俯瞰視点で会社を見ることができるようになる

現代はRedmineやSlackなど無料でも充分に運用できるアプリなどが充実してるので、積極的に取り入れていきたいです。

頑張っても報われないと思ってるから

頑張っても頑張らなくても給料が同じなら頑張らないほうが得という考え方が存在します。

一見正しいように聞こえますが、昇給可能性とスキルの成長性減少、解雇可能性上昇するので短期的には得でも長期的には損かと思われます。

また重要なのは会社の利益になる頑張り方ができているかどうかです。

残業を頑張っても成果が同じであれば、残業代が増える分、会社的には不利益です。

経営視点があると会社のために本当に頑張っているのか、頑張ってる感を出しているだけなのか見抜くことができます。

経営者視点を持つメリット

会社にもたらす利益を最大化できる

経営者視点を持つと、どれが余計な仕事でどれが会社の利益になる本質的な仕事なのかが分かります。

本質的な仕事に注力することで、短い時間で最大限の成果が得られるようになります。

実はどの仕事をやると決める以上にどの仕事をやらないと決めるほうが難しいです。

会社の利益になる仕事が分かっていないと、たいした利益にならない無駄な仕事が無限に増えていきます。

自分の仕事に対する見方が変わる

会社はお金を払ってまで従業員を雇おうとしますが、なぜそんなことができるかというと払う給料以上の利益を生み出すことができるからです。

統計によると従業員一人あたりの粗利益は平均給与の2倍以上になります。

つまり社員に払っている給料の2倍以上の利益は得ているということです。

しかし会社は社員に毎月安定して給料を払ったり、社会保障の手続きをしたりということもしてるので完全に足元を見ているとは言えません。

逆にある社員に支払っている賃金と雇うのにかかるコストの合計よりも、社員の出す利益の方が少なければ、会社側としてはその人は解雇したいという気持ちになります。

会社と社員の価値が分かるようになる

経営者視点を持って会社の財務状況や業績がわかるようになると、その会社が将来伸びそうかどうかを判断することができます。

これは株式投資に使えたり、自分が本当にその会社で働くべきかを判断するための知識となります。

また自分自身の市場での価値というのも分かるようになるため、転職する上で有利となります。

まとめ

経営者視点を持つと働き方に対する見え方が変わってきます。

漠然と仕事をしているだけではなかなか成長は難しいと思います。

みなさんも経営者視点を持って価値のある仕事に注力していきましょう。